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2011年 12月 13日
先ほどメダンへ到着しました。先週の水曜日にタケゴンへ戻ったばかりなのに、またです。
昨日の昼前に親方の出張が決まり、大慌てで一週間分の荷造りをし、夕方5時前に急きょタケゴンを出発しました。タケゴンから4時間下った街、ルクスマウェからメダンへの飛行機は、水・土の週2便・1日1往復のみ。親方が水曜日9時の会議に出席するため、飛行機では間に合わないためオール車移動です。 ポツポツ雨が降り始め、ものすご~く嫌な予感…。 *** インドネシアは、ただいま雨期真っ盛り。案の定、車が走り出してすぐにジャンジャン雨が降り出しました。狭い山道、しかも薄暗くなってくるし、恐怖。 ワイパーが壊れそうなほど大粒の雨がフロントガラスに打ち付け、道には川みたいにゴーゴーと泥水が流れてゆきます。ウォーターシュートばりに水しぶきを上げながら走る車。この雨のなかで峠超えしているバイクもたくさんいる。ビニール合羽をパタパタさせて。たくましいなあ。しかし、強烈に危ないでしょ。そのとき… わっ。 対抗の下りカーブをオーバーランしたバイクが車の前を横切り、私の座っていた助手席後部のドアのすぐ脇に転倒。頭から突っ込んだ!! 一瞬の出来事はスローモーションのごとく。バイクが転倒したすぐ向こうは崖。もし二人乗りだったら、間違いなく後ろの人は崖の下に吹っ飛んでいたでしょう。怖いよお。 我々の車はスピードを落としていたため接触せずに交わせたけれど、もう少しで危うく巻き込まれるところでした。単独事故は自己責任として、我々は先を急ぎました。あの様子なら大事には至っていないだろう、とゆう判断で。 この先には工事現場があり、大雨のあとは悪路や崖崩れで道路が封鎖されてしまう恐れもあります。そうなったら峠で夜明かしの可能性もアリ。自分たちの身も危険です。非情なようですが、ジャングルで生きるってこうゆうことなのだと実感しました。 運よく雨は小降りになり、無事に工事現場を通過できました。工事現場といってもフェンスが張られている訳もなく、道路の山側はショベルカーが崩している崖、谷川は断崖絶壁。すでにとっぷり闇に包まれ、判断を誤れば即命取りです。3人いるドライバー氏のうち、昨日は一番のベテランさんが来てくれたので本当によかった。感謝感謝。 しかしこの先もまだまだ峠の連続で、また滝のような大雨が降るわ、霧で前は見えないわ、雷がバリバリ光るわ、ナンデスカ、コレ!?まるで過酷レースの競技。無事に山を下り、街の明かりが見えたときの安堵感といったらもう。電気ってほんと有難い。 ルクスマウェのホテルまで4時間半。こんなに長く感じたことはないってくらいグッタリでした。こんな悪天候の山道を運転させられたドライバー氏が一番気の毒です。しかも夜だし。夜の峠超えは危険なので、もう禁止してほしいです(怒) 「死んじゃうかも…」って思ったよ。まじで。 *** で、翌朝のほんじつ。 メダンから来たドライバー氏の車にスイッチして一路メダンへ。6時半に出発し、ノンストップで7時間半。ようやくメダンへ到着しました。移動時間が長い! もともと今週末の土曜日からメダンへ来る予定でした。飛行機で。 だから予定が早まっただけなのだけど、往復ともオール車移動は予定外。ヤラレタ。 ジプシーでサバイバーな我家の生活。一生こんなんかしら。やだなー。
by warau1116-id
| 2011-12-13 18:42
| 生活: kehidupan
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